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京都駅からバスに乗り鷹峯へ。最初に訪れた源光庵。一人でゆっくり拝観して退出しようとしたところ入れ違いに団体客が。いいタイミングだった。
光悦寺までは歩いてすぐ。木立の下をまっすぐに続く、なんと美しいアプローチ! 境内にはいくつもの茶室が点在し、緑が溢れるよう。
少し戻って常照寺へ。本堂脇の書院で吉野太夫の短い映像を見てから広い境内を散策。紫陽花には少し早かった。
鷹峯を通るのは循環バスなので、帰りも同じ側のバス停で待てばいいとのこと。空模様が怪しくなってきた。
昼食も食べずに歩き回ったが、中途半端な時間。二条のコメダ珈琲に立ち寄り、飲み慣れた味のコーヒーと軽食でひと休み。
ホテルにチェックインしてひと休みして、建仁寺塔頭霊源院の夜間拝観へ向かう。ホテルから乗ったタクシーの運転手さんが頑固な方で、霊源院へ行きたいのでここで降ろしてほしいという要望を無視してかなり離れた建仁寺の門の前に着け、ここから歩けという。暗い境内、夕刻から降り出した雨が運んできた冷気に震えながらたどり着く。
初公開という甘露邸、夜はホタルの鑑賞ができるというので楽しみにしてきたが、しとしとと降る雨の下でホタルは光を放ったりするのだろうか...
入堂してすぐカメラを忘れてきたことに気づいてスマホを構えるが、暗い庭に儚げにほんのひとつ、ふたつと飛ぶ光を捉えるにはあまりに感度が悪すぎた。スマホで撮った写真は、ほとんどが真っ黒。唯一この写真だけ庭らしき様子を写しているが、残念ながらホタルの姿は定かではない。
広縁に座って目を凝らしていると、お寺の方がホタルを掌に乗せてくださった。暗がりに翳すとほわん、ほわんと柔らかな光を放ち、周りの方のカメラに収っていた。
地下鉄石田駅で下車し日野方面へ。道は住宅街を抜けながら緩やかに登って行く。
ずっとお会いしたかった法界寺の阿弥陀様。ご住職の丁寧なご説明に耳を傾ける。
少し歩くと日野誕生院。親鸞上人ご生誕の地。何か法要が行われている様子なので外周りを拝観。
コミュニティバスが走っているようだが乗り場がよくわからず、静かな住宅地を歩き続けて一言寺金剛王院に到着。
一言寺の石段を降りてどこかランチを取れる店を探そうと奈良街道方面に降りて行く途中、かかとにできていたマメがついに潰れた!
かなりの痛みに足を引きずりながら見つけた薬局でバンドエイドを購入。ご親切に女性の店員さんが衝立の奥で手当をさせてくださった。観光客の訪れるエリアとは趣の違う地元の人たちのための商店が並ぶ一角、同年代のその方と世間話も交えながらほっと一息つかせていただいて、すっかり痛みも治まった。
一人で旅をしていると、こんな出会いに助けられることが時々ある。
奈良街道を北上して見つけた小さな和食屋さん「かりんや」で遅めのランチをいただく。
旧奈良街道沿いに北上して醍醐寺へ。まずは三宝院を拝観。中に入ると撮影は一切できないが、お庭の素晴らしさは圧巻。
格調高い雰囲気の五重塔。さらに奥へと道は続く。下醍醐と呼ばれるこのエリアだけでも広大で見どころがたくさんある。
醍醐駅から地下鉄でホテルへ帰ってひと休み。
夕飯はくいしんぼへ。
今日はホテル近くでレンタカーを借りて西へ向かう。
公共交通機関の便があまり良くないので、訪ねてみたいと思いながらも足が向かなかったエリアだが、今日は思い切って一人ドライブ。洛西の住宅街を抜け、道は緑の中へ登って行く。
宝菩提院願徳寺と勝持寺南門に続く駐車場まで上がってくると、京都市街地を見下ろす眺望が開ける。
京都で一番小さな拝観寺院という宝菩提院願徳寺。このお堂の中には国宝の如意輪観世音菩薩。端正な仏様だった。
花の寺と言われる勝持寺、今は青紅葉が美しい。西行法師ゆかりの桜も今は青葉を繁らせて回りの緑に溶け込んでいる。
在原業平ゆかりの十輪寺。こちらのなりひら桜も今は清々しい緑の天蓋となって三方普感の庭を覆っている。
目指した3つの寺の拝観を終えて、市街地へ戻る。途中洛西のショッピングモールに立ち寄ってひと休み。
だいぶ予定より早い時間に西山を後にしたので、どこかまだ立ち寄れる時間帯だった。それならばとナビに鹿王院をセットし、阪急嵐山線の手前を北上して桂川を渡り、狭い道を抜けてたどり着いた。
石畳の両側から伸びる緑を繁らせた木々、こちらもなんと美しい参道だろう!
舎利殿は格調高い佇まい。丸く刈り込まれたツツジと緑の対比が美しいお寺だった。
ホテルからバスで西賀茂の神光院へ。眼病快癒にご利益があると聞いていたので、目に不具合を抱える母と義妹のためにお参りをしたいと訪ねた。
神光院から歩いて目指した正伝寺。山門をくぐってからもさらに上り坂が続く。比叡山を望む本堂で、お寺の方の丁寧なご案内に、時間を忘れて滞在。
河原町通り側ツイン、好きな色調の部屋。
窓からの夕景。右手に京都タワーが見える。
スッキリしないお天気続きの朝。