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国宝の如意輪観世音菩薩にお目にかかりに、ホテル近くでレンタカーを借りて大原野へ。電話をかけて拝観したい旨を伝えてから訪ねた。
京都で一番小さな拝観寺院とうたっているが、紫陽花やサツキなどが咲く庭が本堂を囲む。
netで得た情報によると「本堂に案内されるとご住職のご説明&照明の演出があって…」とのことだったが、案内してくださった方(ご住職のご子息...だろうか)は、照明を点けて長いコードのついたコントローラを示され、自由に点けたり消したりしてごゆっくりご鑑賞ください…とすぐに退出なさった。
随分長い時間を立ったり座ったり、様々な角度から如意輪観世音さまを拝した。聞き及んでいた通り、照明のスイッチを切った途端、確かにそのお顔がガラリと印象を変えるのを目の当たりにした。照明を落とすと穏やかに、照明を点けると凛とした表情に。流麗な陰影を描く衣紋も美しい、実に端正な仏さまだった。
如意輪観世音菩薩像の厨子の横には、薬師瑠璃光如来像、聖徳太子二歳像、青不動明王。
本堂を出ると、ご不在だったご住職が戻られたとのことで、御朱印を書いてくださることに。ゆっくりと待ちながら、紫陽花やサツキ咲くお庭を鑑賞させていただいた。
2015. 6.10