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京都に10時過ぎに着いたらまずは地下鉄で京都御苑に向かい、その後はどこでお祭を観るか状況次第で...と思って新幹線のホームを降りてきてすぐ、その甘さに気づく。
空いた時期ばかりを選んで訪ねていても京都人気の高まりで年々人の数は増えてきているとは感じていたが、今回はそれとは違う。明らかに今日という日を狙ってやってきた観光客が駅に溢れかえっている。
ならば葵祭は午後の加茂街道で観覧することにして、在来線で駅を離脱する。山科でJRから地下鉄に乗り換えて南へ。
小野駅で下車して勧修寺へ向かう。この辺りまでくれば祭りの賑わいとは無縁の静かな街並み。まずは仏光院にお参りして御朱印をいただく。
そして長い白壁沿いに進み勧修寺庭園拝観。氷室池のあたりは杜若や黄菖蒲、睡蓮などが鮮やかな緑の中で花盛り。池の周りを散策する。
小野駅に戻り、近くの「鰻屋すみで」さんへ。もうだいぶ前から立ち寄ってみたいと思っていた関西風に焼いたうなぎをいただけるお店。
一旦ホテルへチェックインしてひと休みして、地下鉄で北大路へ。
御蔭通へ向かう人の流れに乗って、祭りの列が来る少し前には場所を確保。
天候も良く気温も上がったので、ちょっとお疲れ気味の祭りの列が目の前を通ってゆく。華やかな女性たちの列が近づき、輿に乗った斎王代はにこやかで美しかった。
列は途中停まったりゆっくりと進むので、しばらく一緒に沿道を歩いてみた。
祭りの列を離れて北大路駅へ戻り地下鉄でホテルへ帰還。
レンタカーで森の京都をめぐる。
京北の常照皇寺、美山かやぶきの里へ。
帰路は時間の余裕があったので高山寺を拝観してホテルに戻る。
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『森の京都』を旅する
夜は西本願寺の「花灯明・夜間特別拝観」へ。受付で志納をして整理券をいただき、大玄関門の外側に並んで待機してグループごとに案内をしていただく。昼間とは違った雰囲気の書院やお庭を拝観し、飛雲閣のある滴翠園へ。このエリアは今回は撮影が許可されていた。
行きのバスと拝観のグループでずっと私の後ろにいたご夫婦と、帰りのバス停でも会ったので声をおかけしてみた。東京で仕事をリタイアされた後、京都のマンション暮らしをはじめられたとのこと。なんだかとても憧れる暮らし...。陽気な奥様と穏やかなご主人、地下鉄の駅で私がバスを降りるまでの間、とても楽しいお話を聞かせていただいた。
岩合さんの「ねこ歩き」でも舞台になっていた梅宮大社。社務所のツキちゃんは庭園拝観を終えて戻ってきてもほとんど同じ格好でお昼寝中だった。
妙心寺の広い境内の北側の道でタクシーを降り、細い路地を入って桂春院へ。市街地の雑踏とは別世界の、閑かで緑滴る境内を独り占めで過ごす。
再びタクシーに乗り北野天満宮へ。本殿前は大勢の修学旅行生で賑やか。
公開中の御土居の青紅葉、閉園時間が近づくなか、急ぎ足でひと回り。
北野天満宮から上七軒の通りを散策してバスに乗ってホテルへ帰還。
夕食は六角通りの「くいしんぼ」さんへ。カウンターに3人連れの先客、地元の女性2人と長野からいらした写真家の男性。一緒にお話しの中に加えていただいて、賑やかな夜だった。
チェックアウトを済ませホテル前のバス停から百万遍へ、お土産の金平糖を買いに緑寿庵清水さんへ。お店に近づくにつれて、甘い良い香りが漂って来る。
出町柳から京阪電車で七条へ。国立博物館の海北友松展を鑑賞。平成知新館の建物内でしばらく並んだが、迫力ある龍の画を間近で鑑賞することができた。
京都伊勢丹の寿司清さんで思い切り遅い昼食。
京都まで来てどうして江戸前寿司?...とは思うのだが、帰りの新幹線に乗る前にここで食事することが多い。
とにかく体調を崩さぬよう、美食にも走らず常に腹八分目で気遣いながら過ごした最後の最後に、ホッと好きなお寿司を頬張る。デパートのレストラン街、江戸前寿司、というシチュエーションは、日常に戻るステップの一つでもあるのかも。今日はデザートにわらび餅付き。
河原町通り側シングル。最近はいつもこちらサイド...
客室窓から。河原町通り向かいの市役所の屋上にビヤガーデン?!
最終日の朝はゆっくり。オリゾンテから眺める東山はすでに日も高く...