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特別公開の時期に来ることができたので拝観。
写真撮影が可能なのは前庭から拝観受付まで。
受付を済ませ、右手に茶室と手入れされた植栽を眺めながら露地を進み拝観者入り口から建物内へ。
利休作庭の「直中庭」を回り込むように本堂へ至る回廊は、すぐ下に白い小石で波の紋様が描かれ、さながら水の上を渡っているかのよう。
回廊から書院に入ると、職員の女性の方が廊下にかけられた扁額の意味を説明してくれたり、昨夢軒を指し示してくれたり、さりげない案内でサポートしてくださる。南側の閉じられた戸を開けていただきそこからの庭を拝見できたのが嬉しかった。
こちらの御朱印はご住職がひとりひとり顔を見てそれぞれに合ったものを書いてくださると伺ったのでお願いした。
撮影禁止の場所を訪ねると、写真の代わりにしっかり目に焼き付けておこうという思いが働くからなのか、記憶が鮮烈に残ることが多い。このお寺もきっとそうなるだろう。あまり拝観者も多くなく、ゆっくり巡ることができて幸いだった。
2019.4.24