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京都府下

成相寺

なりあいじ:京都府宮津市成相寺339

2016. 9.13
 成相寺御朱印

成相寺
西国第二十八番札所

 

傘松公園でケーブルカーを降り、建物を出るとすぐに成相寺行きの登山バス乗り場がある。 運行は20分間隔、成相寺の入山料と往復運賃がセットになったチケットを購入して乗り込む。
乗客は私と、眼下の宮津湾に停泊する客船からきたという年配の男性客1人だけ。 運転手さんのすぐ後ろに席を取り、案内を聞きつつ3人で話をしながら約7分の山道をゆく。 小雨と霧で視界は良くないが、湾を見下ろすビューポイントではスピードを緩めてくれる。
山門を過ぎ、本堂へ続く長い石段の前でバスは停まる。左手には赤い五重の塔。 まずは石段を登り、途中左手にある観音堂とお地蔵さまにお参りし、さらに石段を登って本堂へ。
ご本尊は聖観世音菩薩。鹿になり修行僧を助けたという成相寺の名の由来ともなった身代り観音さまである。 外陣に掲げられた左甚五郎作「真向の龍」は迫力満点の形相。自由に撮影して良いですよ...という言葉も嬉しい。
御朱印は「圓通閣」とご詠歌の二つをお願いしたが、その折に私の御朱印帳に表書きがないことに気づき書き入れてくださった。

寺の背後の山頂にあるパノラマ展望台までは無理だが、五重の塔の先の弁天山展望所あたりまで行ってみようかと歩き始めたが、五重の塔のあたりで「イノシシの子供がいるから親がそばにいるかもしれないですよ」と駆け寄ってくる方がいた。先ほどバスで一緒だった男性。指差す方を見ると、霧で視界が途切れそうなあたりに、走り去っていく小さな影が見えた。それでももう少し歩いてみるというその方と別れ、私は怖くなって急いでバス停へ戻り下山することとなった。

2016. 9.13 

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